昔から、持ち家か賃貸かどちらが得かなんて分析はいろんな方がされていますね。
うちは、転勤族ということもあって、結婚して16年賃貸住宅で暮らしています。
本音を言えば、自分好みの持ち家が欲しいけれど、それにはいろいろ無理が生じてくるので、今の私たちにとってはこの形がベストだと思っています。
転勤族にとってどのタイミングで住宅を購入するかは、悩みどころ。
持ち家はメリットも多いし、素敵でうらやましい…でも、賃貸で良かったこともいろいろあるので、参考になればいいなと思いまとめました。
家族の状況の変化に対応できる
人生は、予想外のことも起きるもの。
家族の変化や、生活スタイルが変わった時に賃貸だと住み替えなど対応が楽。
うちは一人っ子のつもりだったけれど、子ども3人になりました。
転勤が多いので、今の家で7件目、ずっとマンションを借りていましたが、末っ子の長男が生まれてから、本当に騒がしい。
1階や角部屋など迷惑のかかりにくい部屋を選んでも、気になります。
3年前の引っ越しでは、家の中で多少騒いでも、安心していられるように1戸建てを選びました。
家族の人数に合わせて住み替えが可能なのは賃貸の良いところです。
また、主人の実家に同居していた義兄家族が、別に住むようになり、もし、先々同居したり、近くに住む必要性が出てきても動きやすいと思います。
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設備が壊れても電話1本でOK
個人的には、これがいちばんのメリット。
家賃とは別に管理費として月々5千円の支払いはありますが、基本的に家の設備に不具合が出ても負担なしで直してくれます。
室内ドアの立て付けや、網戸の破れ、トイレの水漏れなど比較的簡単なものから、お風呂の給湯器が壊れたなど数十万単位のものや、外壁の塗装なども無料。
大雨で、家の外の配管が破損したときも、管理会社に連絡しただけで、いつの間にか直してくれていて、助かりました。
クーラー付きの物件では、ダメもとで、「古くて効きが悪いんですけど…」と申し出たら、新しいものに交換してくれたこともありました。
自分で修理の方に手配するということがなく、気が楽ですし、住宅に関して、予想外の出費というものがないので、安心して暮らせるように思います。
固定資産税不要
今住んでいる賃貸住宅が持ち家だったら、約10万円弱、年間支払わなければならない計算になります。
ローンを払いながら、固定資産税や家の修繕など維持費を考えたら、負担が大きいなと思います。
ただ、その分、賃貸には家賃や敷金、礼金がありますね。
最近は、敷金もきちんとかえってくることが多いし、礼金も0だったり、家賃1か月分くらいが主流のようです。
特に地方では賃貸物件も空きが目立つので、時期によっては、良い条件で借りられることも多くなっているみたい。
転勤は嫌なことも多いけれど、家賃の補助は多めなので助かります。
ご近所トラブルでのダメージが少ない
隣人や近所の方と気が合わないとか、地域のカラーと合わないとか、住んでみて間違えちゃったと感じることもあります。
でも、ずっと住むわけではないと思えば、やり過ごせることもあるし、本当にいやだったら、いつでも引っ越せるから、そこまで深刻にならなくてすみます。
どこか他人事で、「こういう人もいるんだ」という気持ちで客観的に見られるし、自分の対応の仕方など勉強にもなるのです。
いろいろな場所に住むことができる
カントリー風のアパート、駅前や便利な街中のマンション、郊外のショッピングセンターの近く、高層階、低層階、住宅団地の一戸建て…といろいろ住んでみて、どれも一長一短ということを感じました。
住む場所は、その時の家族の状況や、自分の価値観に合わせて、それぞれの人が考えれば良いこと。
そんなに縛られなくてもよいのだなと気楽な気持ちで人生を考えられるようになりました。
どこにいっても優しい人たちに出会って、それなりにやってこれたことで、少し自信がついたのかもしれません。
でもやっぱり…
いつかは、理想の持ち家が欲しいです。
賃貸と持ち家では、周りからの信頼度が違うような気がするし。
家具とか収納用品も間に合わせのものだし、お気に入りのものを少しづつ揃えていく暮らしに憧れます。
地域に根差して近所のみなさんとも、深いお付き合いしてみたいな、とか。
ないものねだりなのでしょうね。
あまり欲深くなると、大事なものが見えなくなる気がするので、
持ってるものを大切に、自分に与えられた場所でより良い生き方をと言い聞かせています(*^-^*)