15年前、長女の初節句の時に、ひな人形を買ってもらいました。
子供の頃、友達の家の7段飾りのひな人形に憧れていて‥
さすがに、置くスペースがないので無理だなと思い、3段飾りのものを購入。
でもいろいろな理由から出さなくなってしまって、少し後悔‥。
その理由と理想のひな人形についてまとめました。
3段飾りのひな人形 我が家に合わなかった理由
設置や片付けが思ったより大変だった
まず、台の部分を組み立てないといけなくて、これが結構重労働。
ちょっとした家具の組み立てくらいの覚悟が必要でした。
台の組み立てから、人形を並べて完成まで、手際よくやっても1時間はかかります。
購入するときは、
「簡単ですよ、一人でできますよ」ってすすめてくれるのですが…、赤ちゃんがウロウロしている中で、押し入れから段ボール出して、って本当に半日がかりの仕事なんです。
もちろん、だれか手伝ってくれる人がいたり、組み立てなどの作業が苦にならない場合は問題ないです。
広い収納スペースが必要だった
そんなに大きいひな人形ではなかったのですが、人形同士がぶつからないように、余裕を持って収納するので、かなり大きな箱になります。
台の部分の板も重たいし‥
通常サイズの押入れの下段、半分以上を占めてしまいました。
うちは引っ越しが多かったので、このひな人形をどこに入れるか、いつも悩んでいました。
収納スペースがたっぷりある場合は、大丈夫です。
飾るスペースがなかった
段飾りのおひな様は、やっぱりきれいな和室が似合います。
うちは和室がなかったので、リビングに置いていましたが、ソファーやイスに座っていると、見下ろすような形になってしまって、なんか落ち着かない。
いたずら好きの息子が、どうしても触りたがって、汚してしまいそうなので、だんだん出さなくなってしまいました。
でも近所の家で広い和室があるお宅も、
「もう5年ぐらい出してないなー」って言っていたからあんまり関係ないかもしれません。
手放すことができない
ひな人形って、やはり特別なものだから、
使わなくなったからもういらなーい、誰かにあげる、他のに買い替えるってしにくいじゃないですか。
未来の自分に苦労を掛けないために、身の丈に合ったものを購入するというのは、大切なことなのです。
それでも3段飾りが欲しかった
初めての子どもで、私自身も若く、あまり先のことまで考えていませんでした。
田舎育ちで、周りは、結婚して5年くらいで自分の家を持つ人が多く、私もそうかなーって思っていました。
まさか、こんなに引っ越しがあって、子どもも3人に増えるとは、まだ想像もできません。
お店でいろいろ見ていると、大きくて豪華なものがたくさんあり、小さいのではかわいそうみたいな気持ちにもなってしまったのです。
ひな人形の大きさが、その子の人生の華やかさを決めるみたいな、変な思いにとらわれていました。
購入したひな人形はとても素敵で、良いものなのですが、うちにはもったいなかったなと思ってしまうのです。
今選ぶならこのひな人形
玄関やテレビの横にちょこんと置けるもの。
今選ぶならって、小さい子もいないのになんか図々しいような気もするけれど、見ていたら、かわいいのがたくさんあったので。
子どもが手に取って遊べる大きさ、レビューも高いものばかり。
小さいけれど、5人ばやしまで揃っていて、まさに理想のひな人形です。
高さは少しありますが、奥行きが浅いから、チェストの上などちょっとしたスペースに飾りやすいです。
ケースに入っているものだったら、いたずら盛りのお子さんがいても安心です。
最後に
豪華で大きなお雛様を購入しても、押し入れに眠ったままだったらさみしいですよね。
ムリなく扱える大きさで、毎年ストレスなく出してあげるのが、いちばんです。
もともとは、紙や木で作った人型を川に流したことや、宮中のお人形遊びから始まったというひな人形。
そんなに、豪華さにこだわる必要もなかったのですね。
うちの娘たちも小さい頃は、
「お雛様出して―出して―」って言って一緒に作業していましたが、だんだん言わなくなり、4年生くらいからは、
「どっちでもいいよ」みたいになってきました。
喜んでくれるのは、長くて10年くらいかもという現実も…。
春の訪れを感じさせてくれて、部屋を一気に華やかにしてくれるひな人形。
部屋の大きさと飾る場所、雰囲気に合ったもので、お子さんのお気に入りのもの見つけてください。