今年の検索大賞、広島県部門は
「レクト広島」でした。
今年4月に広島市の西区にオープンしたレクト。
ゆめタウンを展開するイズミが作った新しいショッピングモールです。
郊外のショッピングモールといえば、イオンモールやららぽーとのように、3世代で楽しめる場所というのが定番ですが、レクトは、おひとりでも楽しめる場所というテーマで作られました。
オープン前は、「所得の高い人向けなんだって、そんなのうまくいくのかな?」
と話していました。
私の家から車で15分ほどなので、時々利用します。
半年経ってみての感想と、初めてのクリスマスの様子です。
レクトに入っている専門店
レクトは
you me食品館(食品売り場)
蔦屋書店(T-SITE)
CAINZ(ホームセンター)
が核となっています。
2階建ての建物の中に
ファッション・雑貨関係の店舗が約65
銘店・食物販の店舗が約17
レストランやフード関係の店舗が約47
サービス関係が約15店ほど入っています。
LECTは、家や職場、学校とは別の、あなたのもうひとつの居場所=サードプレイスとして存在します。
というコンセプトのように、飲食店が多く、アンデルセン、タマル、チチヤス、くにまつ、蓬莱、伊都岐珈琲、クヌギ、広島チョコラボなど地元の企業が出店しているのが特徴です。
ショップリストはこちらで見られます。
http://lect.izumi.jp/shop_list/
約20店舗が入るフードコート
クリスマスのライトアップが意外と素敵
どうしても、ショッピングモールってあまりおしゃれなイメージがないので、意外ととつけてしまいましたが、シンプルなライトアップがとても素敵。
広島市の西区、太田川の西側になります。駐車場は3200台。
遠くからでも輝いて見えます。
メインの入り口、色合いがスッキリとしています。
左側は蔦屋書店とスターバックス
ツリーを見ながらコーヒーが飲めます。
外側から美しく見えるように工夫されています。
たこ焼き店や惣菜店など、集客力があっても庶民的な店は内側に、デザインの美しいお店が外側に並んでいます。
老舗のフルーツ店が展開するジュース専門店のTAMARU。
おしゃれなカフェレストラン、ジャルダン・サロン
お客さんの年齢層 とアルパーク
平日は、乳幼児を連れた若い親子連れや女性同士、比較的高年齢の夫婦が多いようです。もちろんひとりで来られている方も。
休日は家族連れが増えますが、他のショッピングモールよりは、小学生の割合が少ないようです。
それは、小学生に必要なものがそろわないので、どうしても他のゆめタウンやイオンモールに行ってしまうからだと思います。
小学生用の衣料品や靴、学校で使う文房具などが購入できるお店が少なく、子供服は新生児から幼稚園児くらいまでのものが中心、一般的なおもちゃ、ゲーム類もほとんど置いてないのです。
他のショッピングモールとの差別化がしっかりされているな、と思いました。
同じイズミが経営するゆめタウンと、お客さんの取り合いにならないように考えていると言われています。
私は、近くにあるアルパークのお客さんを完全に取り込みたいのが本音かなという印象を受けました。
アルパークは三井のショッピングパークで、天満屋が中心となっています。
オープンから25年が過ぎて少し古さは感じますが、その落ち着いた雰囲気と天満屋の質の高い商品を求めて、少し余裕のある、年齢層の高い世代の方が買い物に来ています。
アルパークのバスターミナルからレクトへ、シャトルバスを出すなど、車の運転ができない方が来やすいように対策をしています。
アルパークの西側を一昨年できた「ゆめタウン廿日市店」で押さえ、アルパーク周辺から東側に住む人たちを「レクト」に集客しているような感じではないでしょうか。
まとめ
広島市西部は、近年大きな買い物施設が次々とできています。
来春には隣接する佐伯区にイオンのアウトレットモールもオープン予定で、利用者の選択肢は広がります。
夫の転勤で、いろいろな地方に住んだので、あちこちのショッピングモールを利用してきました。
この15年の進化はすごいですね。
その中でもレクトは、地方のショッピングモールとして新しい形を見せてくれました。
平日は、なかなか売り上げが厳しいとも聞きますが、このままブレないで今の形を貫いてほしいです。
今、振り返ると、友達や知り合いがいないところで、子どもと平日ショッピングモールで過ごす時間が、心細さを救ってくれたような気がします。
これからも、広島市西部の買い物施設の発展を(かってに)見守っていきたいと思います☺️