春子ごころ

内気な転勤妻はるこ、広島でカープの応援しながら子育て中です。

PTA役員 個人的に頼まれたときの感じの良い断り方について

子どもの小学校でPTAの執行部を3年務めました。

学校や先生のことがよくわかり友達や知り合いが増えるなど良いこともたくさん。

そこで、いちばん大変な仕事をあげるとすれば、次の役員さんを決めることでした。

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立候補がなければくじ引きですが、本当に難しい状況にある方もいるし、重要な役は責任感と協調性のある方にお願いしたいと思い、個人的に声をかけることも。

 

お願いする側も同じ保護者でボランティア。

家庭やお仕事などいろいろな事情があって断る場合、お互いに気まずくなりにくい言い方をまとめました。

学校によって決め方は異なるし、感じ方は人それぞれなので、参考までにしてください。

 

できない理由を言える範囲で伝える

個人的にお願いするということは、周りから見て

「あの人ならできるんじゃないかな?そろそろやってほしいな」って思われてる可能性が高いです。

ですから「やだ、ムリー」とかではなくそれなりの理由を話してほしいなと思います。

 

例えば

「最近、仕事が立て込んでいて予定が立たず、お受けしてもできるかどうかわからないので、少し落ち着いた来年以降にまた考えさえてもらいたいのですが。」

 

「幼稚園の方で役員をする予定でして、両方は難しいのですみません。」

 

「子どもの中学受験がありまして、仕事と子どものサポートで精いっぱいになってしまいそうです。」

などていねいに言われたら、誠実さを感じますしそれ以上は頼めないなと思います。

 

 

できることを伝える

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大きな役を頼まれてしまって、できそうもないので断りたいときは

「すみません、本部役員は難しいのですが、クラス代表でしたらお受けします。」

「副会長は難しいのですが、他のことでできることがあれば手伝います。」

 

などなど、どんなに小さな役でもくじで決めるより、少しでも気持ちのある方に立候補していただいたら助かります。

 

「仕事で平日出ることはできませんが、メールでの連絡係や家でできる資料作りなどは少しお手伝いできると思います。」

「〇月から〇月までは忙しいのですが、〇月以降は比較的時間の融通がきくので、何かできることがあればお受けします。」

など自分の仕事等の状況を話してくれて、協力する気持ちを見せてくれる方はありがたいなと思います。

 

期待を持たせない

断れない優しい性格の方なのかもしれませんが、あいまいな返事で後でがっかりすることも。

「えー、そうねーどうしようー、ちょっと待ってー」

などと言われると可能性0ではないと思い期待してしまいます。

早く返事をもらって次の方にお願いしたいので、仕事内容等を聞いて難しければ早めにはっきりと断ることも必要です。

 

次にやってくれる方を探すのは、周りが思うより精神的な負担があり、本当に困っている場合が多いのです。

普段親しい方でもそこはあまりくだけすぎず、

「お役に立てなくてごめんなさい、今年は難しくて」など大人としての対応の方が感じが良いかなと思います。

 

悲しかった断り方

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実際に言われて少しもやもやしてしまった事。

 

後から考えると、私も少し強引な誘い方をしてしまって反省する部分もあるのですが

「○○さん(私)みたいにヒマじゃないのよ」

と冗談交じりに。

 

また、別の方に会計を頼んだら

「足し算ができないから無理です(笑)」

「使い込んでも良いならやります(笑)」

みたいな返事が返ってきたり

 

書記を頼んだら

「今まで一度もパソコンを触ったことがなく、携帯のメールも打てないくらいだから無理」

(実際はパソコンも使えるしLINEでやり取りをしているから、冗談)

などこちらは真剣なのに少し悲しいなと思ってしまいました。

 

まとめ

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PTA役員、正直面倒くさいですね。

でもうちの学校でも少しづつ変わりつつあります。

3年前は月に2回くらいほぼ全員が集まっていたのが、今では2~3か月に1回で、来れない方はしょうがないねという雰囲気に。

1人でやっていた仕事を3人で手分けしてするようになったり。

 

ボランティアですから、だれも引き受けてくれなかったら、もう仕方がないのかなという気持ちもあります。

大きな学校ではないので、PTAの連合会からは抜けて保護者会という形にしてもいいんじゃないかなとも思います。

無理してやってくれる人を探して、人間関係が悪くなったりしたら本末転倒ですよね。

 

ただ、やってみないとわからないこともあるから、頼まれたらできる範囲で引き受ける気持ちも大切かもしれません。

ものの見方が広がるし、人間関係においても私はいろいろ勉強になりました。

 

子どものために、学校のためにという優しい気持ちで、自分の時間や労力を使う方たちがいることを知り、親の知らないところで子どもはいろんな方にお世話になっていたんだなと気づきました。

私は社会に出て20年近くたち、謙虚な気持ちを忘れ、人の個性を受け入れることや自分の足りない面を認めることができなくなり、自分中心の意地悪なおばさんになっていたなと。

 

気づいたからといってすぐに自分を変えられるわけではないのですが、この時期に今までの生活では会わなかったような方との出会いがあり、立ち止まって考えることができたのは、良かったと思います。

 

会長さんも、一緒に活動したみなさんも、「無理せずできる範囲で」という考え方だったのでとても気が楽でした。

 

PTA役員、引き受ける方も断る方も、穏やかな気持ちで春を乗り切れるとよいですね🌸