春子ごころ

内気な転勤妻はるこ、広島でカープの応援しながら子育て中です。

子どもがハント症候群による顔面麻痺に 原因と経過その1

1年ほど前、当時幼稚園の年長だった息子が突然ハント症候群で顔面麻痺になってしまいました。

 

子どもがかかる事は、あまり多くないようなので、何かの役に立てますように、その時の経過を書いておきたいと思います。

 

違和感を感じた夜

始まりは8月後半の夜

耳が痛いというので見てみると、耳の中に小さな赤い湿疹がひとつできていました。

何かしら?

と不思議に思いながらも、早く寝なさいと促しました。

 

暑かったので麦茶を飲んでから寝ると言ったのですが、うまく飲めずこぼしていたので、あれ?と思いました。

後から考えると麻痺が始まっていたのですね。

 

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あわてて休日の病院へ

次の日は夏休み最後の日曜日で、朝少しだるそうにしていて、無表情。

時々ウインクをするような表情をしているのですが、最初はふざけているのかなぁとしか思えませんでした。

 

あまりにも続くので、まさかと思いながら気になって

目をつぶってというと、やはり片方しか閉じないのです。

こっちの目は?と聞くと、

閉じてるよというのであわててネットで調べると

「水ぼうそうを起こすウイルスが原因の帯状発疹が耳にできると、耳の近くにある顔の神経が圧迫されて顔面麻痺になる。」 

 

というような事が書かれていたので、急いで休日の当番医の耳鼻科へ連れていきました。

息子は生後7ヶ月の時に水ぼうそうにかかっています。

 

簡単な検査をして、

顔面麻痺だね、明日大きな病院に行きなさい。

と紹介状を書いてくれました。

 

次の日からは、幼稚園の午前保育が始まるのですが、体調が悪いからと伝えて休む事にしました。

 

総合病院にて

病院では、水ぼうそうのウイルスによるものだと思うけれど、他の可能性もあるからといろいろな検査をしました。

 

血液検査、耳の聞こえの検査、腫瘍が無いか超音波検査など。

MRIの予約も取りました。

 

半日がかりの検査を終えて、少しでも早くステロイドの治療が必要、入院で点滴で入れるか自宅で薬を飲むかと聞かれました。

治り方に違いがありますか?と聞くと

病院でする点滴と同じ強さの飲み薬を渡すから、きちんと飲めれば違いはない。

ただ、強い薬なので副作用が出た場合、入院していたほうがすぐに対応でき、比較的安心。とのことでした

 

上の子どもたちの世話もあるし、仕事も少し行かなければならないので、できれば自宅でとお願いしました。

 

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薬は高価で、5日分で1万5千円を超えるものでした。

バルトレックス

プレドニゾロン

それに胃薬

メチコバールというビタミン剤

まぶたが動かせず瞬きもできないため、目薬も出してもらいました。

幼児医療の対象年齢だったので、窓口で払う金額は少なく助かりました。

 

顔の動きは、額にしわを寄せる、目を閉じる、鼻を動かすなど10項目の動きをそれぞれ4点満点、合計40点満点で表すそうですが、この時息子は2点でした。

 

無表情にしていたらわからないけれど、話したり笑ったりすると、片側が麻痺しているせいで引っ張る力が働かず、反対側が普段より多く動いているように見えました。

 

病院の先生は、

薬を飲んでも1ヶ月は麻痺が進むか変化の無い状態ですが、子どもは大人より治りやすいと言われています。

とおっしゃるだけで、先はわからないのだなと不安が高まりました。

 

ただ、後から考えると、ネットの情報と最初にかかった耳鼻科の先生、総合病院の先生の判断で、早く適切な治療が受けられ本当に良かったと思います。

 

 

 

長くなってしまったので、2回に分けます。